• 2025.08
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 2025.10
旅の終わり。闇から抜けて。

いよいよ日本海の名所「浜田」を眺めてから、日本海とはお別れです!

山に向かい、雪舟さんのお墓のある「益田市」へ。

まずは「雪舟庭園」を2か所閲覧して、「雪舟の郷記念館」を訪ねます。
ここでは雪舟絵画の非常によくできた複製画を見ることが出来ますし、雪舟関係の映像も常にTVで流してくれています。
堪能したのち、雪舟のお墓参りへ。

  

旅行中ゆえ、ペットボトルの水をタオルにしみこませて、像やお墓を掃除してきました♪

20代から書こう書こうと思っている「雪舟」という小説をやっぱり書くことをここに誓い、お墓をあとにしました!

そこからそんなには離れていない津和野にて、今度は「葛飾北斎美術館」に行きましたよ♪



ここも複製画が多いものの、充分満足しました。展示品で、北斎の弟子の絵などがあって、そのレベルの高さに驚く。
書籍を2冊購入。

そして、最後の目的地、「長門峡」へ向かいます。

長門峡は、僕の大好きな詩人「中原中也」も詠んでいて、ずっと行きたかったところです。まずは「竜宮淵」に車で行きまして、圧倒的な感動を受ける。

しかし、それもまだまだ序盤でした!!
車を回して、遊歩道の入口へ。
雨になりそうでしたが、ともかくも中也の詩をわかりたいと思う一心で、歩き出しました。
時刻は夕方5時。
これがとんでもない結果を招きます。。

長門峡の遊歩道は人一人通れる程度の幅の道が、絶壁のカスリに延々と続いています。
一番向こうの「竜ヶ淵」まで4.5㌔、などと小さな表示が続きます。
その景観たるやすごい!!!!!!!!!

 

すごい!!



スゴイ!!!!!



絶対にここなら河童がいる!と思いました。

それに、この谷間を、一匹の竜が静かに飛んでいくことも、
神無月に神々がそのあたりで腰かけていることも、容易に想像できるのです!!

どんどん歩いているうちに、サンダルが歩きにくくなってきたり、残念ながら携帯の充電が切れて撮影ができなくなりましたが、どこまでも歩きました。。

一瞬の稲光。その後、ものすごい雷雨。

山中の雨、そして一人であることが、あんなに心細いものだとは…

迷いましたが、ここまで来て引き返せるか、と雨が弱まった頃合いを見て、竜ヶ淵を目指しました。
思った以上に時間がかかって、到着。

素晴らしい統一感でした。

なんかもう、完璧に他界とは拒絶したその空間で、「ああ、歴史の上にいるんだな」と思いました。

感慨に耽る間もなく、また雨。

これはやばいぞ!と引き返し始めましたが、その時点ですでに夕方6時半…
雨に濡れてサンダルはすべって、危なっかしいです。
それに、どう計算しても、もといた場所から4.5㌔以上あるわけだから、一歩を一秒で歩いたとして一歩が1メートルだとしても、なんと1時間以上かかるわけです!!
歩いてきた道を考えると手摺のあった絶壁はいいけど、手摺のなかったところで夜になったらかなり危険ではないかとビビりました!

急ぎたいくせに、サンダルのおかげで一歩が一秒にも一メートルにもならないのです。

雨がひどくなって、ずぶ濡れでいつもカラげているショルダーバッグを探ると…本当に驚くと同時に、いろんな偶然に感謝しました!
あの鳥取砂丘で購入したレジャーシートが折りたたんで入ってました!

うまい具合に端っこにハトメが付いていたので、拾った木の枝をそこに3本刺して、傘にしてずいぶんマシになりましたが…周囲はどんどん暗くなって行きます。。

これほど「やばい」と思ったののは小学年の時に、瀬戸内のオオクノ島の防空壕奥深くで置き去りにされた以来でしょうか。

ともかく、長門峡の遊歩道の表示で最後に見たのは「あと1.2㌔」の表示で、

それ以降は完っ全な闇でした。
身をもって学びましたね。
1㌔程度が、一歩が、あんなにこわいとは。

ずいぶん長い時間慎重に歩いたつもりで、ようやく街灯もあり、車のところまでたどりついて時計を見ると、まだ20時でした。

ずぶ濡れになった体を拭いて、暖房をかけながら車を出し、心身ともに疲れ果てていましたが、こういう時は人はかえって力を発揮するのでしょうか。

次第に暑くなって冷房に切り替え、雨もあがり、一路福岡を目指しているのですね。

どこかで休めばいいのに、そこから一切の休憩もとらず、なんとその日のうちに福岡の自宅に帰りついていました!

自分でも不思議です(笑)

闇というのは、もしかしたら、こうした罪悪感に似たものを背負わせるのかもしれません。
ともかく、怪我ひとつなくて、よかった。

今回の旅では長門峡以外ではずっと晴天に恵まれたこと、主だった行きたいところには4割方回れたことが、本当によかったです。全体的な感想は後日として、

また山陰をゆっくり旅したい気持ちでいっぱいです。

長々と書き綴りましたが、今回の旅行はここまで。
ブログという形態上、時間軸は逆になりますが、お読みくださる皆さんに感謝です♪

では、また。

【2010/08/12 02:01 】 | 水墨画 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
砂に触れる。

さて、最終日。石見銀山を後にして、向かったのは「世界最大の砂時計」があるという仁摩サンドミュージアム。



大きな花時計がお出迎え。

でも!!
子供のころ、本で見た記憶の「世界最大の砂時計」こそが目当て!!

おお!!!!!



頭上高く鎮座しているあの砂時計!!ううむ、よっく見えん!!(笑)

  

しかたがないので、レプリカと…。

しかしここのミュージアムは面白いです!勉強になりました♪
案内のお姉さんの解説では、この巨大な砂時計(一年砂時計)をひっくり返すのは大みそかで、次年の年男年女が108人で綱引きの要領でひっくり返すらしいのです。
本当かしらん?(笑)


さて!

鳥取砂丘とここで「砂」にまつわる話を聞いて、「琴ヶ浜」に行ってみたくなりました!!

噂に聞いた、踏めば「キュッキュ」と音がする「鳴り砂」の海岸です。


そして到着

麗しい海岸線です!
そして浜で砂を踏んでみました!!

「ボキュ、ボキュっ」

うーむ、40点!!!!(笑)


また来ます!!!!!!!!


【2010/08/12 01:01 】 | 水墨画 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
石見銀山。



朝8時。予定外に(笑)石見銀山に到着です!
三日目、月曜日。

「世界遺産」っていう看板見たら、来ないわけにはいかないでしょう!!

8時半からレンタサイクルが借りれるというので、しばし散策。



梶谷守休の天井画「鳴き龍」に出会いました!
管理者の方が開けてくれて、一人、充分に拝見し、スケッチもさせてもらいました!ありがとうございます!!

時間になったので、自転車をお借りして一番上の坑道(現地では間歩(まぶ)と言います)を目指します。

レンタサイクルのおばちゃんが「元気のあるうちに、一番上まで行きなさい」とアドバイスしてくれるも…

無理!!!(笑)

休憩所

どんどん行きまして、とうとう通り抜けができる間歩に到着。


かな~りヒンヤリした坑道の中を散策しました。

いろんな事を考えましたが…

山神さんにもご参拝。

僕には高価でしたが、土産物屋で、純銀だというペンダントを購入。せっかくなんでね。。。

ここで手に入れたパンフレットを見て、近くの「サンドミュージアム」に立ち寄ろうと決めて、石見銀山をあとにしました!
【2010/08/12 00:46 】 | 水墨画 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
物部神社。
夜九時くらいに出雲大社を参拝していたら、「夜は入っちゃいけんよ」と、警備員さんにしかられました。。すみません!!(笑)

地図を見ながら走る車の中。すでに外はまっくら。まだ二日目の夜です。

忽然と現れる立久恵峡。

心臓が飛び出すくらい驚きました!!

巨大なスポットライトに浮かび上がるその渓谷は、すでにウツツのものとは思えませんでした。。
まごうかたなき龍の巣です。

残念ながら夜間だったので写真はうまくとれませんでしたが、車を止めて、吊り橋の真ん中まで行ってみました。鳥取砂丘で買った懐中電灯が大活躍です。

しかし、かなりの危険をともなう、と判断して戻りました。いつか、必ずまた行きたい場所になりました。

山陰の夜は深い。

途中眠気に襲われて睡眠をとりましたが、寒い!!??
車内の温度計はなんとゼロ度!!

こりゃいかん、と暖房をかけ、震えながら地図を見ると三瓶山に温泉マーク。八月とは思えない寒さの中、温泉を目指し、到着しましたが…

どこも閉まっとる…

それも当然の深夜2時。
足湯を見つけて、近づくと、タヌキが入浴中でした!!
逃げ出すタヌキにこちらもビビりながら足湯に触ると…冷たい!!!

これは入れん、と退散。

結局、車内で暖房つけてのりきりました。そして、夜明け。
闇の中から三瓶山が浮かび上がってきます。
荘厳。。



山中をマラソンする人々に挨拶し、三日目の目的地「物部神社」へ!!

地元の子供たちがラジオ体操をしている時間帯に到着しました。

 

1500年の歴史。
物部神社は物部氏の祭神をまつっています。
物部氏は「語部」の意味と同様、「モノ」をつかさどる一族ですね。
僕はそこに「ヤオヨロズの神々」や「付喪神信仰」の源泉をみるのですが。。



御祭神は鶴に乗ってこの地にやってきたそうですが…どうですか、この鶴…僕の描写する鶴の絵にそっくりで驚きます。

おみくじを…



やったー!!大吉♪♪
おみくじの中には小さな小さな招き猫が入っておりました。

気さくな地元の人たちとほんの少しだけしゃべって、今回の最終日が始まったのでした。
【2010/08/12 00:28 】 | 水墨画 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
地球は回る。



日御碕!!!

10年ぶりです!!

車を走らせているうちに、「出雲○○㌔」と出てくるにつれて、地図上の「日御碕」が気になってきました。

このまま走れば日没の夕日に間に合うのじゃないか、そして今日の夕日は最高じゃないだろうかという考えにとりつかれ(笑)、

やってきました!!ピシャリ、夕暮れ時です!!

  

素晴らしい!!

絶景です!!

本当に今日の太陽の最後に立ち会えてよかった。まっすぐな水平線に沈んでいく太陽の光。そのスピードをながめているうちに、
「ああ、これが地球の回転する速度なんだな」と気づきました。

やがて

 

クライマックス。

この瞬間に、どこかの朝日が生まれているのですね。このプリズム。感謝。

夜が来て、出雲市外へ戻る途中、

  

出雲市の花火大会に遭遇。

いい時期に僕は旅してるのかな。いろんな出来事に出会う。ありがたいことです。

そして出雲市駅前でお風呂。

夜間の行軍がこれから始まります♪

【2010/08/11 23:58 】 | 水墨画 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
<<前ページ | ホーム | 次ページ>>