こんばんは、鵜島 朴同です。 木曜日、少し用事がありまして、近所にあります福岡市立美術館に行きました。 僕がジョギングしている大濠公園に隣接しています。 事務室での用事も終わったので、せっかく来たのだから、と展示室ものぞいて行くことにして、 市民ギャラリーの一室に入ったところ、すぐに目に飛び込んできたものに、僕は久しぶりに衝撃を受けました。 そこにあったのは一風独特のテーブルで、僕はそのテーブルを知っていました。 もちろん、作者の家具職人さんも知っています。 受けた衝撃の理由は、そこに置いてあるものが目に飛び込んできた瞬間に、それがいったい誰の作なのかが、すぐに分かったからです。 そのテーブルがどこに置いてあっても、僕はそれが誰の作なのか、知るでしょう。そこでは作者の名前も書いていましたが、名前がなくても判るでしょう。 それは本当にすごいことだと思う。 伝統や修練ばかり僕は普段言いますが、やはりそれも大事なのはよくわかっている中で、少し忘れかけていたのかな、と引き締め直した次第です。 その行く先を気の遠くなるほど果てしなくいけば、それが誰の作品か分からなくても、あいされる作品を生みだして行かなければですね。 鵜島 拝 |
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本日は午前中に別件での打ち合わせを済ませ、午後からアートフレンズさんへ搬入に行って参りました♪ 展示の大体が終わった頃、新聞社の取材があり、その記者さんからうかがったお話をひとつご紹介します。 >> ふるさと町屋館というのが、中州にありますが、ご存じでしょうか? 郷土資料や歴史調度品を展示していて、懐かしの駄菓子などを販売しているところですが、 そこの4年前から、毎年6月になると、ひとつの包みと手紙を置いていくご老人がいらっしゃるそうです。 先年、記事にもされたそうで、ご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、 ざんねんながら、僕は初耳だったので、ここに日記させていただきます。 「6月」というと、福岡に空襲のあった月で、 福岡大空襲では、家屋火災と焼夷弾の被害が語り継がれています。 そこから示唆されるものもあるとは思いますが、 老人の置いていく包みの中身は、なんとその焼夷弾なのです。。 そして、手紙には忘れないでほしい、これを展示して欲しいとの文面。 町屋館はもちろんその要望にこたえられる施設ではないので、昨年は赤煉瓦会館などに展示されたそうですが、 毎年届けられる焼夷弾は、年々数も減っていっているそうです。 推察するに、ご老人が所持している焼夷弾も、残り少なくなっているのです。 僕は思います。 老人の所持している焼夷弾がなくなったら、 このメッセージはなくなってしまうのだろうかと。 そして、この老人がこの世から去ってしまったら、 このメッセージはなくなってしまうのだろうかと。 僕たちはなんのために生きているんでしょうね。 自由です。 このメッセージを受け取らなくてもいい。 僕らのメッセージを受け取らなくてもいい。 でも痛切に思うのです。 なんで自由なんでしょうね。 感謝。 >>> 【6.19】 ロク テン イチキュウ~福岡大空襲を忘れない~ ▼会場 ギャラリー天神アートフレンズ 〒810-0001 福岡市中央区天神3-3-5 昭和通り 天神3丁目バス停前 明太子のやまや3F 昭和通フタタより西へ約1分 ▼企画 アーティストワークスLamp http:// ▼協賛 ギャラリー天神アートフレンズ http:// ▼内容 福岡空襲の模様の写真パネル展示/メッセージボード「平和の木」 6月17日~19日11:00~20:00(最終日のみ18時まで) <入場無料> その他、作家「ヨシタケ」「江上チカ」「鵜島朴同」「中井美沙」の作品や「川上美香代」「ナポ」「ケン・ジャクソン」「domino」Lampスタッフの想いのこもった作品の他、会場には、色んな人の平和メッセージを貼りだしていきます。 ▼催し ◆6月19日(日)15時~16時半 <入場料 500円> 絵本読み語り「かわいそうなぞう」/オカリナコンサート 最終日の15時から、催しとして「絵本の読み聞かせ」「オカリナ演奏」を行ないます。今回の主旨に合わせて、工夫された読み聞かせでは、土家由岐雄作の「かわいぞうなぞう」を取りあげます。第二次世界大戦中に上野動物園での実話を元にした絵本です。 (「かわいそうなぞう」読み手/生田裕佳.アツコプロダクション) 福岡のオカリナ演奏者、田上 泉のコンサートもあります。お楽しみに♪ ▼主旨 終戦間際の日本各地では空襲が相次ぎ、ここ福岡でも例外ではありませんでした。 6月19日の福岡大空襲、終戦から66年。今では当時を知る人々も減少しています。 僕らは実体験を持たない世代だけれど、僕らが語り継がないと忘れ去られてしまいそうな、戦争の痛み、平和への想い。僕らが学んできた平和の礎(いしずえ)を、もう一度思い出してほしい。 今、僕らの世代が、語り継がなければ、いつか繰り返されてしまうという、未来への想いから始まりました。 戦争の話は重いと人は言うけれど、年々軽くなっていくものの、重みを、せめてこの町が渦中にあった時期だけは語ってもよいのだと思います。 (問) 鵜島(ウシマ)080-5243-9285/lampstory@hotmail.co.jp |
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本日は友人Kに誘われて、白金に新しく出来る飲食店におじゃましてきましたよ♪ きれいなピカピカのお店で、7月頭から僕の絵をお貸しすることになりました。 >>> さてさて、帰宅後、 明日搬入の【6.19】の準備です。 先日からちょこちょこやっていたこともあり、いつものように忙殺されることもなく終了♪ どうぞあさってからの【6.19】には、多くの方に足を運んでいただけたら、と思います。 鵜島 拝 >>> 【6.19】 |
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六月号のお手本を【杉乃会】水墨画部お手本/朴同 作品】リンク
の方にUP致しましたので、どうぞご覧ください♪ 2011年6月のお手本は こども/てんとう虫 新級/ハス 中伝/竹 奥伝/バイオリン です♪ >> また、次回の作品発表の場がまた近づいていますので、ご案内を【情報】リンクの方へUPしています♪ 簡単に書きますと、6月17~19日の三日間の展示になりますが、今回のテーマ「福岡大空襲を忘れない」に合わせて、作品を描かせていただきました。 作品タイトルは「道」でございます。 よろしかったら是非とも、ご覧頂きたいと願います。 >>> さて(笑)、、 最近、ブログから遠ざかっておりまして、誠に失礼いたしました。。 色々なことがまだまだ段落のつかないまま進行しておりますが、あらためてまた、ここでの日記も再開しようと思っています。 書かなかった期間の話で言えば、一番弟子の川上女史の成長振りに、最近は驚いているところです。 一度、水墨画の実演パフォーマンスに彼女を連れていったのですが、人前に立つ機会が増えるごとに、彼女の力量もメキメキとアップしております。 僕が初めて人前で揮毫した時は、筆先が震えたものですが…彼女の落ち着きは天性のもののように思います。 もちろん、入念な練習をこなした上での話ですが、それにしても堂々たる席書デビューでした。 「描く」という行為はすでにクリアしたレベルでの川上女史ですが、「見せる」「創造する」という課題がまだまだ残っています。 いずれ数年でそれらの課題もクリアしていくように思います。 僕の課題。 分かりやすくすること。 と思っています。 誰の手にもとれるように、水墨画や書というものに打ち込んでいきたい。 痛切にそう願っている今日この頃です。 拝 |
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遅くなりましたが、五月号のお手本を【杉乃会】水墨画部お手本/朴同 作品】リンク の方にUP致しましたので、どうぞご覧ください♪ 2011年五月のお手本は こども/イチゴ 新級/枇杷 中伝/アジサイ 奥伝/こいのぼり です♪ 拝 |
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