先日から、この9月にアジア美術館で展示する作品に時間があればかかりっきりです。
見飽きないものができていると思っています。肩が腰が、悲鳴を上げるくらいに打ち込んでいます。
その他にもやらなければならない作業は多く、自分が何をやってるのかすら判らなくらい動き続けていますが…
そんな中、
その9月のニッポニアニッポンでは福岡市の後援名義が取れたので、広告を福岡市内の全公民館、関連公共施設に設置していただきましたヽ(*´∀`)ノ
友人関係のギャラリーやカフェには、各参加者が配ってくれていると思います。
その他美術館や博物館にも設置してもらいたいので、回りながら、
福岡市博物館で現在展示中の『幽霊・妖怪画大全集』を見てきました◎!
あれはもう、圧巻でしたね。
妖怪に、未知なるものに、怖いもの見たさの人は、是非行くべきだとお勧めいたします。
図版買ってしまいましたんやで(*´д`*)
特に江戸後期から明治初期にかけてはすごい。綺羅星のごとく精密で具体的な絵がズラリと並んでいます。
絵画、が好きな人にはピンと来んかも?あの展示の仕方は、ネイティブへの理解がないと押し付けがましく、しんどいものかもしれないと思うのですが、僕には垂涎ものでした(笑)
調度もすごいんよ。
あんぐらい、アマチュアでもやりたいね。
さてさて、その翌日は少し無理を押して太宰府の九州国立博物館へ『美のワンダーランド、十五人の京絵師』を見に行きました◎!!
これまた、ガツン、とやられたわけですよ。。
なんともはや18世紀の京都の群雄割拠…
刺激なんて、心で受けるもんじゃないですね。
体で受け止めていかなけりゃ、事実として感得出来ない。
僕らの時代はなんと手抜きなんだ。
帰ってまずしたのは、それまで描いていた途中の絵をくしゃくしゃにするところからでしたね。
絵画が好き、な人にはむしろコチラをお勧めいたします。
僕は学芸員になりたいわけじゃないですが、市博と九博には、特に日本画、水墨画への愛着と理念を持った学芸員の方がいると感じます。
ほんとうにもう、昔の人はすごい!
そこに行き着くわけですが…現代の僕らがすごくないのか?といえば、情報量、選択権、発言権という意味で、そうでもないぞと感じます。
しかし、明らかに作品は昔の人に負けてるよ。
懸けている時間的質量が違う。イマジネーションが、そんなに違うとは思えません。
やはり、制作に関する姿勢に、「一生を賭ける」という意気込みが足りないと思う。
そして、僕は、どうやらそちら側へ行きたいようです。あれから酷使して書き続けている今の作品は、9月のニッポニアで登場します。
昔の人は確かにすごい。
けれど、それに負けたくない。
そう考えて暮らしていると、あらゆる物量と質量が、全身に重くのしかかってくるのです。。
そのプレッシャーに耐えてこそ。
度肝抜かしちゃる!
鵜島 朴同 拝