明末清初の画僧、石涛(せきとう)の言葉です。
一画よければ、十画、百画、千万画といえども、ことごとく妙ならざるはなし」
最初の一筆の習練を充分に積みましょう。
というお話。どうも、鵜島です♪
最初の一筆、というと絵描きならではのように思いがちですが…それに変わるものが、色んな物事の中にはあるように思います。
音楽家の一音。 踊り手の一足。 料理人の一刻。 職人の一瞬。 会話のとっかかり。
僕は書画を書きますが、最初の一筆目で決定するものが5割です。
なぜなら、本番の一筆目を下ろす時には、書画において、仕上がりの画面が見えていないと、おろせないからですね。
本当に単純かつ難しい話です。
細かいディティールを抜いて全体を把握し、目標を立てます。 目標への道筋こそは、修練によって積まれますよね。
修練の筆を置き、気力の充実した時に、筆をとります。
最初の一筆。
大事をすべて、こめたいものです。
鵜島 朴同
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