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水曜日の記憶。


 

記憶が不意に、そのフタを開く。ってことありませんか?

どうも、鵜島です。

記憶は脳のメカニズムですが、基本的には、「目で見た」ことからの記憶が主ですよね。

僕の友人に盲目の人がおりますが、彼のことを考えていたら、なぜか色んな事を今日は思い出してしまって、みょうにセンチメンタルな気分になってしまいました(笑)

 

秋ですね(笑)

 

僕は15年くらい前、水墨画の通信教育の会社にいた頃、手話サークルに入ったことがあります。

ハタチそこそこの頃ですね。

で、そこで親しくなったメンバーと聾唖者のみんなと一緒に、ちょうど桜の頃で、お花見に行ったのですが、流暢な手話でコミュニケーションを取り合う仲間を見て、なんだか奇妙な孤独感と軽い後悔を味わったことを覚えています。

 

前述の盲目の友人とは、友人ミュージシャンのライブで出会ったのですが、目が見えないのがすぐ分かって、でも何となく話を始めていたので、

「あつし君、握手をしましょう」と声をかけました。少し長めの握手をしながら、彼は「ああ、きりさんはこんな手をしているんですね」と言ったのが印象的です。友人ミュージシャンとの握手も僕は勧めて、二人は握手をしました。

 

「いつも歌声しか聞いてなかったですけど、ETさんは、こんな手をしているんですね。どんな顔なんでしょう」

 

僕が「髪は短いよ」というと、

 

彼は見えない眼をまん丸くして、「ETさんの髪はさらーっと長いと思ってました」と言いました(笑)

 

それから色々話した覚えがあります。

 

確か、秋の水曜日でした。

 

 

 

 

 

どんなふうに、おぼえているのかな?

 

 

 

鵜島

【2011/10/19 22:51 】 | 水墨画 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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